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白滝小学校の取り組みの中に、「石育(いしいく)」というのがあります。食育、の石バージョン。何故石か?と言えば、ここは黒曜石の産地として日本ジオパークにも認定されたところだからです。2万年くらい前、まだ北海道や日本列島が陸続きでサハリンなど大陸と続いていたころ、ここの黒曜石を使って、獲物のマンモスを切り分けたりしていたそうです。黒曜石はガラス質なので、割ったところはするどい切れ味で肉も切れます。気をつけないと手も怪我するほど。日本のみならず、サハリンなどでも白滝産の黒曜石が発掘されていまして、当時交易があったのでは、と言われています。なんだかスゴイですね〜。今日は、鹿肉(もちろん白滝で獲れたもの)を黒曜石の石器で切ったりする体験と合わせて、鹿肉のカレー作りを3〜6年生でしました。カレーに使う鹿肉は、あらかじめ下味をつけて煮込んであったので、皆が石器を使って切ったものではありませんでした。でも下味をつけて煮込んであっただけあって、クセもなく、柔らかくて美味しかったです。鹿肉ってどうしてもクセもあるし、固くてあんまり美味しいお肉ではありません。先月教えてもらった佐々木十美さん流のカレーの作り方、ルーは講師の方が、あらかじめ作ってねかせてくれてました。なかなか本格的な味でしたよ。ビックリでした。 |