過去の日記
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  11月10日(木)  晴れ
  会議で北見まで行ってきました。今日も暖かい一日。週末からは一転12月の陽気のようです。今日、首相はTPPの交渉参加表明せず。一日よく考えても参加するんだろうに・・・TPP、交渉自体に数年、協定内容が実施されるまでには10年位かかるそうです。だから来年からどうこうなる、という話ではありません。畑作が続けられなくなるまでに、補助金に頼らずに生きていける農業を模索したいと思います。やはり、これからは収穫してハイ終わり、の生産だけではだめなんだと思う。責任もって販売までしていけないと。「農家生かさず殺さず」と言われない経営を、TPPが実行されるまで・・・その頃にはケン達が一緒にやってくれているのだろうか?・・・形にしていきたいと思っています。

  11月9日(水)  晴れ
  昨夜うっすらと雪が降ったようで、今朝は地面が白くなっていました。お日様が昇るとそれも融けてしまいましたが、晴れている分昨日よりずっと暖かかったです。イモの箱詰めをした後、イモを全てムロにしまいました。大分気温が下がる日が増えてきましたので、ムロにしまわないとちょっと心配になってきましたので。もうこれで春まで安心です。寒くなると、輸送途中に凍結の心配が出てくるため、冬期間はイモの発送はしていません。今月は寒さが厳しくなるまで続けていきたいと思います。その後は、越冬して甘くなった春のおイモまでお待ちください♪


  11月8日(火)  曇り時々雪
  立冬。暦通り、冬のような寒さの一日。午前中には雪も降りました。写真は、麦の雪枯れ防除のヘリコプター散布のヘリ・・・って小さくて見えませんが写真中央に小さく白く映ってるのがそれ。今年は天気がよく、畑が乾いているうちに通常通り防除が出来た為、ヘリコプター散布してもらったのはこの畑1か所。当然こちらの方が高くつくので今年はヨカッタです。


  11月7日(月)  曇り
  寒い一日。イモの箱詰めをした後、寒くてうちに入ってきてしまいました。まだまだ家周りの片付けなど残っているのだけど、寒くて仕事にならず。困ったもんです。
 首相が10日にTPP交渉について参加するか否かの見解を示すと発表した。恐らく、交渉参加は避けられないのだろうな・・・と私は思っている。もちろん畑作農家だから大反対。日本の農産物は美味しいんだから積極的に海外に売ればいい・・・という話をする人もいるが、高く売れる作物とそうでない作物がある。小麦やビートなど加工原料作物なんか、付加価値の付けようなんかない。いくら国産だって、価格がケタ違いに高かったりしたら、大して売れるわけなんかない。需要と供給のバランス、高ければ少ししか売れない。安ければたくさん売れる。確か小学校だか中学で習ったと思う。だったら高く売れる作物を作ればいい、という人もいるかもしれない。でも経営として成り立つほどの規模で作物を作ると言うのは種を播けばいい、という話ではなく、管理作業の機械やら設備やらいろいろと必要なコストが生じてくるし、どこでどんな作物でも作れるというわけでもない。その土地に合わない作物は作れない。もちろん、努力は必要だと思う。結局のところ、そういった対応が出来る体力(=財力)があるかないか、後継者がいるかいないか、いずれにしても農家戸数は激減するだろうと思われる。生き残れる体力がうちにあるかどうか・・・年齢的にはまだ20年以上は出来るだろうけど・・・
 うちのような小麦やビートと作物も、安く輸入出来るようになったからって、自国で全く作らなくていい、とはならないだろうと思う。輸入出来なくなった時に困るから。恐らく補助金などで「生かさず殺さず」程度には続けられるのかな・・・と甘い見方もしたりする。でも、絶対に今のままの北海道農業は維持出来ないだろうと思う。どんな世の中になるのか、相当不安。


  11月6日(日)  雨
  昼から遠軽へ買い物に出かけました。いつも行くスーパーで、白滝じゃが10kg箱売ってました。うちの男爵でした(生産者番号が付いてるので分かります)。左側の茶箱、農協の共選の箱に入ってます。うちの箱ではありません。男爵LM2000円、Lで2500円でした。他所の産地の北あかり(右側の白い箱)も同じ値段でしたけど、こんな値段で箱買いする人いるのか?!ほとんどいないような気がする・・・飾り??たぶん、袋売りしてるイモも白滝の男爵だったりするんだと思うんだけど、「北海道産」というシールが貼られている。「白滝産」のシール、作ろうよ〜、地元遠軽のスーパーで気軽に買える白滝じゃがじゃないとダメだと思う・・・


  11月5日(土)  曇り時々雨

  朝から小雨がちらつく一日。ちょっと雨落ちてくれるの早かった・・・今日もイモの箱詰めなど。ケンたちに大根を抜くのを手伝ってもらいました。夏大根なので、あまりもちませんが、収穫してしまわないことには家庭菜園だったところも片付きません。写真上、山がオレンジになっているのは、カラマツが紅葉している為。針葉樹なので、葉が落ちないイメージですが、カラマツは別名落葉(ラクヨウ)ともいい、このようにオレンジ色に枯れた後、葉が落ちます。これが落ちると、さらに秋が深まって寂しいカンジになります。皆口々に「寂しいね〜」と言う季節。私は忙しい時期が終わってやっと一息つける時期になりますので、別に寂しくも何ともないのですが。どちらかと言えばワクワク嬉しい季節。
 写真下は、父さんが明渠さらいで見つけて来た「エゾサンショウウオ」の子供。体長約5センチほど。父さんわざわざ明渠さらいの途中で見せに家に戻ってきました。飼ってもうまく飼えないと思うので、夕方元いた場所にリリース。水がキレイな証拠なのかな、私も初めてみました。


  11月4日(金)  晴れ
   今日は午前中イモの箱詰めなどをしてからイモをムロに移すのにあれこれ移動したりして、午後からは白滝じゃが加工班の会議でした。例年暮れに料理教室を開いていたのですが、今年は試食会をやります。「じゃがリンピック、食べには行きたいけど料理を持って行くのはちょっと・・・」と言われることが多かったので、その声にこたえた企画。気軽に食べてもらって、こんな使い方もあるんだ、とじゃがいも料理の奥深さを知ってもらいたいです。
 夜、ケンは丸瀬布の剣道に出稽古。今日は白滝の子4人で参加。大会の前など、高学年の子だけですが、強豪チームである隣町丸瀬布の少年団に一緒に練習させてもらっています。強豪だけに練習も厳しいのか、金曜日になると、頭が痛いとかお腹が痛いと言いだすことが多いケン。困った奴です。でも今日は私が皆まとめて迎えに行く係りだったので、頭痛くても行け〜!ということに。イヤだからって避けてばかりいては、大人になった時に困ります。「大人になったらイヤでもやらなきゃいけないことはやらないといけないんだよ!その訓練だと思いな!」と叱咤激励。いやいやでもいいのですが、いちいち頭痛くなるのは勘弁して欲しいもの。


  11月3日(木)  晴れ
  今日は佐々木十美さんの講演会。講演会だけど、お話しを聞くだけでなく、わざわざ皆に味をみてもらう為に、朝早く小学校の調理室でダシをとって、味噌汁(具ナシ)を作ってくれてくれたり、みりんの味くらべをしたりしてくれました。1本700円する置戸の給食に使っている本みりんと、市販されている本みりんと、みりん風調味料、という3種類。みりんって料理によく使うけど、それだけ飲む事ってないので、みりんの味ってよく分からず使っていた。たぶんほとんどの方がそうだと思う。でも、この3種類の味比べは非常にはっきりとしていて、安いみりん風調味料は「何だこりゃ?!」ってカンジでした。十美さん曰く、調味料はいいものを使いなさいとのこと。いくら食材が良くても調味料がでたらめだと、それはそのまま料理に出てしまうとのこと。本物は味がしっかりしているので、少量で済むから多少高くても長く使えるんだそうです。納得です。今度みりんを買う時には、裏の表示をよく読んで、いいものを買いたいです。
 PTAの役員の私としては一大イベントが終わってホッと一息。お客さんもたくさんきて大盛況でした。


  11月2日(水)  晴れ

  置戸町で管理栄養士のお仕事(学校給食を作っていた)をされてきた佐々木十美さんが白滝に来られました。明日、遠軽町のPTA連合の講演会に、講師として来て頂きました。置戸の佐々木十美さんと言えば、道内ではちょっとした有名人。今、食育と言えば、真っ先に名前があがるのでは、という方。旬の食材をふんだんに給食に取り入れてくれたり(だから夏野菜のトマトやキュウリは夏しか出さないそうです)地元の食材を大事に献立を考えてくれています。味噌は手作りだし、調味料もこだわったものを使ったり、春には皆で山にフキを採りに行ったり・・・普通、給食ってそこまでしてくれないです。置戸の子供たちうらやましい限り。置戸の給食のカレーは、何とルーから手作りなんだそうです!でもそのルーは3週間ほど冷蔵庫で寝かさないといけないので、今日は市販のカレールーを使って、4〜6年生の子達と
カレー作りをしました。十美さんのカレーのおいしいコツは、@ごく薄切りにしたセロリ1本とリンゴ1本と玉ねぎ2個をバターでよ〜〜〜く炒める。←ここ大事!A肉は塩コショウと赤ワインで下味をつけて、別鍋で水から煮ます。この時、アクがまとまるまで、絶対に肉に触ったりかき混ぜたりしちゃダメ!なんだそうです。そうすると肉のうまみまでも出てしまい、煮汁が濁っちゃうんだそうです。@がよく炒められたら他のにんじん、たまねぎ(こっちは大きく切る)、じゃがいもなどをさっと炒めて、この肉を煮汁ごと入れて具材が柔らかくなるまで煮ます。最後にバターをひとかけ。普通の中辛のカレールーでしたが、本当にいつものカレーとは一味もふた味も違いました!感動でした。是非うちでもやってみたいと思いました。


  11月1日(火)  晴れ

  今日はお仕事に来てくれていた皆で切り上げ。丸瀬布のマウレ山荘にてコース料理を食べに行きました。こんな田舎のホテル・・・と侮るなかれ、とっても美味しいオシャレなコース料理が頂けます。子供が小さいと、こんな食事って縁遠いですが、年に一度くらいはいいもんです。もちろん子供たち学校に行ってるランチの時間帯に。和洋折衷なコースで、いろいろ楽しめます。食事の後は温泉に入って極楽♪昼間っから温泉ってなんて贅沢なんでしょう・・・半年の疲れは1回の温泉では癒すことは出来ませんが、ちょっとはハネ伸ばせたかな?もう11月、私の一番ワクワクする時期です。でも畑の仕事以外の用事が結構目白押しで、忙しく予定入ってます。きっとあっという間に終わっちゃうのかな・・・11月。そして12月、年の瀬で慌ただしい間に終わって年が明け・・・そうするともうあっという間に春が来て、また畑に出なきゃいけない・・・というようにものすごい早さで1年が過ぎてまた年をとります。でも11月はちょっとのんびり気分を味わいたいものです。一日一日を大事に・・・

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