オーストラリアとの自由貿易協定のことが、今日の新聞(北海道新聞、農業新聞共)を賑わしていた。どちらの新聞も、北海道経済にものすごく影響を与える、失業者が増える、地域が破綻する、という内容だった。関税が撤廃され、安い小麦や砂糖が入ってきたら、うちのように、小麦やビート(砂糖の原料)を作ってる農家は、作れなくなる。この2品が作れなくなるということは、連作体系が保てなくなり、畑作自体が成り立たない。他、乳製品も同じ。地域によっては、乳製品の工場やや製糖会社に働くなり関与して生活している人が全体の6割7割なんていうところもあり、その工場が閉鎖されたら、その地域の人たちが失業に追い込まれ地域が崩壊すると。来年から、本格的な交渉に入るらしく、それを止めようという動きがあちこちであるそうだ。今も、うちのような畑作は、農作物の売り上げよりも、国からの補助金に助けられて営農していけている部分が大きい。情けない話だけど、補助金なくしては成り立たないのが今の畑作。今後、オーストラリアとのFTAが決まってしまって農業が大打撃を受けた際には、これらに対する補助金の出る財源がないらしい。補助金というのは外国から安い農産物が入ってくると、国産の農産物だって易くならざるを得ない、それに対する国からの保障のようなもの。
貿易が自由化するメリットってなんだろう?日本の輸入業者が安い農産物なりを輸入して消費者が安い買い物が出来る、特に外食産業などは、それらでまたぐんと価格を下げる事が出来るのかもしれない。安ければ何でもいいのか、ってカンジだけど、特に都会に住んでいたら外食・中食産業で生活してる人だってたくさんいる、それはそれでメリットなのかもしれない。今でも外食産業やお弁当などの中食(外で出来合いを買ってうちで食べる)に使われる食材はほとんどが安い外国産の食材という話を聞いたことがある。今後のうち自体の生き残りにも大きく影響する問題。新聞から伝わってくる情報だけでは、その一部分しか見えてこないので、もっと調べてみたいと思う。 |