民主党の代表選があり、菅総理が再選を果たした。途中、小沢さんが優勢と報じられていたけれど、党員・サポーター票が大差で菅さんだったらしい。菅さんでもちょっと頼りない気もするけれど、小沢さんはダメでしょう。1年で3人も総理が変わるようではどうしようもない。
もう一つ、白滝にとってはビッグニュースがあった。白滝が日本ジオパークに認定された。昨年は認定ならず、2度目のチャレンジ。世界ジオパークというのがあり、それはユネスコの世界遺産の地質学版、と言ったところ。それの日本版。いずれにしても白滝の黒曜石はおよそ2万年前に黒曜石の一大産地だったことが知られている。白滝の黒曜石がサハリンやシベリア、青森などからも出土していて、当時交易が行われていた証拠とされている、考古学上は結構重要ポイントと言えると思う。ジオパーク認定に向けて、遠軽町はずっと頑張ってきた。しかし問題はこれから。認定が目的ではなく、それを利用していかに人を呼べるか、そのあたりだろうと思う。黒曜石の露頭がある赤石山には、ちょうどうちの角を入る8号沢を入っていく。うちが曲がり角になるわけで、たびたび道を訪ねに来る人がうちに立ち寄るのだけど、赤石山は国有林内にあり、その入り口はゲートに施錠してある為、許可がないと入れない。一般の人が入れないようなところなのに、道の駅などに看板は立てるはどういうつもりなのかよく分からない。今現在は見学ツアーのようなものでないと赤石山には入れないのを周知しないで看板ばっかり立ててどうするのか。うちとしては結構迷惑な話。そしてやはり黒曜石と言うのはかなりマニアックな人にしか受け入れられないというところも問題だろう。考古学や石に興味のない人にとっては「だからなに?」的な程度のこと。誰しもが魅力を感じる分野ではない。いっそのことさらにマニアックに考古学マニアには垂涎の地、くらいに専門化した方がいいかもしれない。 |